一杯のメシは葛藤から生まれる
人間は欲望にまみれている。
なるべく楽をしたい、
働きたくない、
勉強したくない、
そんないきものだ。
そんな人間の欲の中でもひときわ大きいのが「食欲」だと私は思う。
ところで、わたしのランチ前の頭の中は戦場である。
「食べたいんだけどー手作りは面倒。お皿洗いしなきゃいけないし。コンビニで買いたいなあ。でも、栄養のことを考えるとよくない気がするし、しかも高くついちゃうからやめておこう。いやでも、ファミチキおいしいから買いたいな。でもそんなことしたら脂肪分のとりすぎになっちゃうよな…」
いや、考えすぎだよこれ笑
わたしは食にこだわりがある。ありすぎてヒステリックになってしまいそうなほどだ。
わたしの脳内はこのとき、下の5つの欲求をこじらせている。
1.おいしいものが食べたい
2. 安いのがいい
3. 健康によいものがいい
4. 早く手に入れられるのがいい
5. そのときの気分にあった食べ物がいい
この4つをまんべんなく満たすものがあったらいいのだが、なかなかそううまくいかない!!
例えば、大好物のピザを食べたいけど、栄養があまりあるとは思えない。だから、私はピザではなく他のものを選ぼうとする。でも頭に浮かぶその他の選択肢(うどん、麻婆豆腐、カレーetc.)もまた私のニーズには答えてくれない。
だから、毎食いくらかの葛藤の末、上の全ての条件には当てはまる訳ではないけど、妥協してなんらかを食らう。
その中でも、蕎麦は優等生だ。
鍋でゆでればすぐにできる。
和食が好きなわたしにはぴったりだし、
ラーメンに比べれば栄養もいいだろう。
茹であがった蕎麦に温めた麺つゆをぶっかけ、業務スーパーの「合鴨ロース」をのせ、いくらか野菜をぶっこむ。
それだけでおいしくて赤黄緑の食材が入ったランチの完成するのだ♪
たから、蕎麦は優柔不断なわたしにはメシアのように思えるのだ。(言い過ぎ)
何か上の5つの条件にあう食事があれば誰か教えてほしいものです。
もちろん5つ全部当てはまる食が簡単な見つかるとは思わないし、あってもそれはそれで困る。わたしが悩んだ意味がなくなってしまう気がするからだ。
でも、すくなくとも1番目の「おいしい」は絶対に満たしたいところだ。
自炊でたまに量をはからずに調理すると、ソルティだったり水分量が多かったりあまり美味でない代物が生まれることもある。
その点でいえば、絶対に「おいしい」を叶えてくれるのは外食かテイクアウトだろう。
コンビニスイーツはいつでも至福のひとときを与えてくれる。サイゼリアのドリアはいつてもうまい。
栄養的には不十分だろう。
この議論は不毛だ。
全部の条件に当てはまるなんてそんなもったいないことあるはずがない。
結局は、自分で決めるしかない。諦めという名の見切り発車て今日も生きていこう。
今日何を食べますか?
わたしはサンドウィッチがいいなー